05 初のビデオチャット
初めてビデオチャットをしたのは3月6日(日)。アプリで連絡を取り始めて1ヶ月くらい。
多分、ペーストしては遅い。私は早く顔を見て話したい、と思っていたけれど、ツイン君の方がなんとなく延ばしていた。
顔を見せたくないのかな?と思う事もあった。
「ビデオチャットしたくないの?」と聞くと、
「そんなことはないよ。明日顔を見て話そう。」
私も緊張していたけれど、私はベッドのヘッドボードに寄りかかる体制。ちゃんと化粧もした。
彼はダイニングテーブルに座っていた。
少し、緊張しているのか顔が堅い。
タイプな顔か?と聞かれるとそうではないんだけれど(笑)、でも、真面目な印象なのと、ホッとしたのを覚えている。怖い感じだったり、ヤバい感じだったらどうしよう、、、みたいなのもあって。
プロフィールの写真はみんないい感じなのを上げる事が多い。彼のプロフィール写真は正面バッチリ、という感じの写真ではなかったから、顔が想像ちゃんと出来ていなかったのだ。
彼は自分が少し太っているのを気にしていたように思う。(私は少し大きい人が好きなでむしろ凄く痩せてるとかでなくて良かった。)でも、実は彼はきれいな顔をしている。
昨日まであんなに二人とも饒舌だったのに、すっかり大人しい。
ビビビビという感じではないですよ。
いつもゆったりとした空気が私たちの間には流れていたので、お互いの顔を見て緊張がほぐれるといつもの通りに会話が流れた。
「どこに座っているの?キッチン?」
「うん。キッチンのすぐ近く。ここだとWifiが安定しているから。シンプルなキッチンだよ。」と立つとコンロや流しをスマホで映し出してくれた。
何も料理しないのがすぐ分かるようなキッチン。
「料理とかしないから、全然使ってない。」
「私は料理が好きだから、いつかそこで何か作ってあげるね。」
そうやってウォームアップするといつものようにお互い質問大会。
「私と顔を合わせたくないのかな、ってちょっと思った。」
「そうじゃないよ。緊張して、恥ずかしかった。」
大の大人が、、と思うけれど、ツイン君はアメリカ人には珍しく、控えめというかシャイな人で。なのにアンチトランプでかなり熱が入った行動を取ったりしていたらしいし、ディベートが得意だ、とも言っていた。でも、私にはいつも穏やかで優しかった。
その日のビデオチャットは1時間24分。その後もLINEでチャットが続いていて、顔が見れて良かったとお互いに言っている。98年にマラソン大会に出た時の写真や痩せていてイケメンな写真も送ってきた笑。
単語探しゲームのwordleは彼が教えてくれて、1日1回、結果を交換するのが恒例になっていて、その日も交換。彼のお母さんがwordleをやっているようで、結果の報告をやっているようだった。
朝、彼が起きるのは5時半~6時で、日本は同じ日の22時。朝はバタバタと仕事へ行くようだったのでラインは滅多にない。昼の休憩時間にラインが来たり(私は大体眠っている)、家に戻るのが16時なので日本は朝8時。テレワークの時はまだ寝ている事もあるけれど仕事が始まるまでチャットで話したり、電話で話したり。
私は彼の声が大好きで。低い太い声ではないのだけれど、張りのあるセカンドテノール?バリトンより少し高い感じの声で、アナウンサーになれば良かったのにと、何度か言ったことがある。
初めてビデオチャット↓日だったか、その後だったか忘れてしまったけれど、ツイン君の弟がやはりアプリで知り合った人と半年ほど会話をしていて、その女性がフィリピンにいるので会いに行く、と言う。弟を空港まで送る。と。
ずっとコロナの影響で、フィリピンに渡航することが出来ず、弟君は修士のレポートをやるとかで1ヶ月フィリピンに滞在する予定だという。(弟君はバツイチで息子と娘はすでに社会人。50代になって大学院に行っている。)
ビデオチャットで顔を見たら、お互いにちゃんと会いたいと思う気持が強くなり、特に私は早く彼に会いたいと思うようになっていた。